QA 先天性股関節脱臼の初診日はいつになる?

先天性股関節脱臼の初診日はいつになる?

先天性股関節脱臼の取り扱いは少し複雑です。

一般的に先天性股関節脱臼と変形性股関節症は相当因果関係があるため、完全脱臼したまま生育した場合は出生日が初診日となります。

しかし、出生時に先天性股関節脱臼による完全脱臼があったとしても、治療後長期間生活に支障がなく過ごし、成人してから変形性股関節症の症状で診療を受けた湯合は、成人してから初めて診療を受けた日が初診日となります。

このため、病歴・就労状況等申立書については出生日から記載と、初診日に関する調査票が必要となります。


先天性股関節脱臼

生まれつきまたは出生直後に起こる股関節の異常で、太ももの骨(大腿骨)の先端が、本来はまっているべき骨盤のくぼみ(寛骨臼)からずれてしまっている状態のことです。
「発育性股関節形成不全」とも呼ばれます。

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