26 障害年金のQA

障害年金の対象となる病気はどのようなものがありますか

障害年金の対象となる病気やけがは、例外もありますが、外部障害、精神障害、内部障害、ほとんどの傷病が対象になります。ポイントは障がいの程度がどれくらいかということになります。

1.外部障害

眼 、 聴覚 、 音声又 は 言語機能 、 肢体 手足 など の 障害 など

2.精神障害

統合失調症 、 双極性障害 、 認知障害 、 てんかん 、 知的障害 、 発達障害 など

3 内部障害

呼吸器疾患 、 心疾患 、 腎疾患 、 肝疾患 、 血液 ・ 造血器疾患 、 糖尿病 、 がんなど

初診日を証明する書類が準備できない時

カルテが廃棄済と言われた、病院が廃院しているなど、初診の証明(受診状況等証明書)が取れない場合、その参考資料を添付する必要があります。この参考資料等により初診日を合理的に推定できる場合は、初診日として認められ、初診日確認とすることができます。

資料としては、診察券やお薬手帳、領収書など、できるだけ多くの資料を提出しましょう。

もし初診資料の提出がなく、年金の納付について未納が多いような場合は、却下(初診日の確認ができない)という処分の可能性が高くなります。

障害の状態が悪化したとき

年金額を改定する請求ができます。これを額改定請求といいます。

基本的には年齢制限はないので、高齢になっても額改定請求は可能なのですが、過去に一度でも障害基礎年金の受給権を有したことのない人は、65歳の誕生日の前々日までに請求する必要があるため、注意が必要です。

障害者年金と障害年金は違うのですか

よく「障害者年金(障がい者年金)」と間違われるのですが、制度としては誤った名称です。

正しくは「障害年金」です。


目次